さて、いきなりですが『スズメバチ勉強会』をしたいと思いますよ。
なんでホームページ本体の方にもスズメバチコーナーがあるのに、スズメバチ勉強会をするなんて言うのか。それはブログの『ねた』がないからです。それとずっと気になっているSEO対策。調べると、なんかお客様を呼び込むキーワードを文中にいれると良いとかいうじゃないですか。それでしつこくシロアリ駆除とかスズメバチ駆除とか連呼したろうかと。効果あるんかな。
というわけで、私もけっこう長い間スズメバチ駆除をしてきましたが、スズメバチは種類によってずいぶんと駆除難易度が違います。そのスズメバチに応じて駆除の施工法を使い分けているわけですが、どうでしょう?同業の他社さんはスズメバチの違いを見分けられているんでしょうか?
おそらく多くの業者さんはちゃんと見分けられないんじゃないかなあ。ソースは自分。この業界にはいった最初の頃(もう30年近く前になりますが)は種類のことなんか気にしていなかったですからね。
せいぜいキイロスズメバチとオオスズメバチが分かっているぐらいで、コガタスズメバチなんかは単なる『スズメバチ』と思っていました(昔見た昆虫図鑑でそうなっていた記憶があるからですが)
実は日本には17種類のスズメバチが生息しているんですよ。その中で人の生活エリアに重なってくるのが6〜7種類。駆除依頼が特に多いのが『キイロスズメバチ』『コガタスズメバチ』『モンスズメバチ』『オオスズメバチ』の4種類。
というわけで、まずは『キイロスズメバチ』だ。
※言わんでもわかると思うけど右のナナホシテントウは大きさの比較用な
スズメバチ駆除といえば『キイロスズメバチ』
なぜならとっても凶暴だから。ちょっとのことで怒って巣の周りをブンブン飛び回ります。凶暴さではスズメバチの中でもトップクラス。
働きバチの大きさは大体24ミリ。他と比べるとだいぶ小さいです。
軒下に巨大な巣がある、屋根の隙間からたくさんのハチが出入りしているけど屋根裏に巣があるかも?みたいなケースの大半はこいつです。
条件がいいととんでもなく大きな巣をつくることがあります。私が経験したのは120リットルのゴミ袋に入りきらないサイズ。直径1メートルはあったと思います。証拠の写真はないんですけど。
これは民家の天井裏にできていたやつ。直径60センチぐらいかな。
この写真でもわかるんですが、やつらは巣の「がわ」のまわりにも群がる習性があるんですね。大半は巣の中にいるんですが、この外にいるやつが駆除するときにはくせものです。一気に一網打尽にしたいのに、こちらが動きを見せるとすぐに飛んで向かってくるからです。
大きな巣になると内部には1000頭もの働きバチがいます。
春、最初は壁の中とかの狭いスペースで巣作りを始めるんですが、7月ぐらいになると写真のような広い天井裏や軒下などの開放空間に一気に引越しをするという面白い習性があります。
夏に、今までなかったはずなのにいきなり巣ができた、というパターンはこれが多いです。
飛んでいるときは赤みの強いオレンジ色に見えるんでハチおい(以前から時々話題にあげている『蜂の子』探索)の仲間は『アカバチ』と呼んでいます。