なんだかすごいものを見てしまいました。
事の発端は、古いウインドサーフィンの板を改造して「船」をつくったこと。
何にも改造してないように見えるでしょう?
でもウインドサーフィン経験者ならわかるはず。‥マストを立てるところがありません。
実は、カヤックみたい(下半身がボードの中にもぐり込む感じ)にしたくってボードの真ん中をくり抜いたんです。
でも浮力は大丈夫なのか?とか安定するのか?とか考えだしたら不安になってきたんで、やっぱり発泡ウレタンで埋め戻したのでした。
そんなわけで、見た目はほとんど変わらないのに実は大改造。
しなくていい大改造のおかげでウインドサーフィンに戻れない「船」になったのであります。
あとは段ボールと画用紙を芯にして手すりをつくったり、車用の塗料で色塗ったり、シガ防虫のロゴマークのシールを貼ったりしました。
で、完成したので西の湖へ処女航海に。
そこで、冒頭の「なんだかすごいもの」を見たんです。
遠くにサメのヒレみたいのが水面にヒラヒラと動いているのを発見。
20〜30センチはありそう。
淡水にサメはいるわけないとしても、カモ?黒っぽいしオオバン?
にしては季節外れだし‥。
ゴミが浮いてるのかな。
とか色々思いながら近づくと……
ヒレだ。
魚の尾ビレだ。
でかい。
何か巨大な魚が逆立ち泳ぎをしているようでした。
よく見ようとさらに近づくと、スッと沈んで、水中で方向転換をしたのか大きな顔が水面にバッと現れ、美しいウロコをもった丸太のような身体をチラリと見せて去っていきました。
大きな魚でした。
たぶん鯉だと思います。
1m以上はありました。
もしかしたら1m50ぐらいはあったんじゃないかと思えるような迫力でした。
グラグラゆれる「船」の上で、落とす訳にはいかない携帯電話のカメラで撮影したので、うまく写真は撮れませんでした。
西の湖のヌシ。
釣り人には釣られずに長生きしてほしいな。