今年も月桂樹に大発生しています。
このロウムシめ。
このブログでは何度か話題にあげました。
知らない人のために説明すると、樹木につくカイガラムシの仲間で非常に憎らしいやつです。
害虫退治を業とする私も、こいつだけは手を焼いております。
奴らは月桂樹がお気に入りのようです。
私も月桂樹がお気に入りなので、こいつめこいつめと言いながらやっつけています。
とそんなわけで、今日は剪定がてら徹底的にやったろうとして面白いものを見つけました。
いや、あんまり面白くないかな?
どうだろう。
珍しいムシというわけではないんですがモンスズメバチです。
月桂樹のまわりに何頭もいました。
写真はメスですが、オスバチもやってきていました。
もうオスバチが生まれる季節なんですねえ。
よく見ると、何かを舐めるのに夢中のようです。
ロウムシがついている付近のネバネバするあれを舐めているようです。
あれはロウムシの排泄物なんですが、糖分を含んでいるんでムシを集めるんですね。
そんなもん舐めてんとロウムシをやっつけてほしいわ。
他にもこんな感じで庭木にスズメバチがやってくるケースがあります。
よく問い合わせをうけるのが「ベニカナメモチに集まるスズメバチをなんとかできないか?」です。
これも上記と似たような状況で、ガの仲間などが穴をあけて枯らした部分から樹液がしみでるので、それを求めて集まっています。
「なんとかならないか?」の答えは「ごめん、なんともならへんわし」です。
こんなときは迂闊に手を出して刺されないように気をつけながら、ぜひ生態系の不思議を楽しんで下さい。