数年前に『カ』を捕獲するアイテム『BGセンチネル2』を試験設置した記事を投稿しました。
その後最近になって「その後どうなりましたか?教えてください」というお問い合わせを頂戴するようになりました。といっても数件ですけど。
『カ』に悩まされている方がいろいろ検索した結果その記事にたどり着くことがあるようです。
結果報告の記事を書いてなかったんですよね。私。
だって世間的にBGセンチネルが売れても売れなくてもうちにはあんまり関係ないもんね。弊社はものを売って利益をあげるビジネスじゃないんだぜ。どっちかというとBGセンチネルを売るより買う方やでな。業者なんで多少は安く仕入れられるけど。
まあでもそんなわけで今回は結果報告だ!
ジャーン!
まずは最終結論から。私の主観。
『うーん‥微妙』
いや、実際結構捕れるんですよ。間違いなく敵は減る。
そして当たり前ですが捕獲された個体は人を刺すことはないし、産卵することもないので増えることもない。
……でも『劇的に』減ったかというと、そこまでの実感はない。
言われたら減った気はする。けどやっぱり刺される。
なんかモヤっとする感じ。
このモヤモヤ感にはいくつか考えられる原因があるような気がする。←モヤっとする文章
・このBGセンチネルが遠くの『カ』まで引き寄せてしまっている(捕まえても捕まえても別の個体がやってくる)
・『カ』自体が元々決まった生息密度になるような習性があるのではないか(生息密度が減ると他からおぎなわれる仕組みがある)
・5匹に刺されるのも1匹に刺されるのも人が感じるイライラは変わらない
・捕獲する数より生まれてくる数が多い
・ものが高額なだけに期待が大きすぎる
特に最初の、遠くの『カ』を引き寄せている、が怪しい。
ルアー(誘引剤)でセンチネルの付近までやってきた『カ』が必ず捕獲されるとは限らんわな。
で、近くまで引き寄せられた『カ』が捕獲されずにそこに留まり、人を刺しているのではないか?逆に引き寄せられた分、前より増えてないか?
という疑惑を考慮すると『カ』を減らしたい場所から出来るだけ遠くに設置すると効果的なのかもしれない。
遠くに行ってくださいな。
でも減らしたい場所をA、センチネル設置場所をBとすると、Aにいた個体はBに移動するのでA付近の個体数は減るけど、Bから見てAよりも遠く(場所C)にいた個体が引き寄せられてAに移動してきたらAにいる個体数は結局同じになるのではないか?って気もする。でもそのAの個体もさらに引き寄せられてB付近にいくか。
でもセンチネルの影響の及ぶ範囲ギリギリにA(場所Aには影響するが場所Cには影響が及ばない)を設定する必要がありそう。
‥例えば2件ぐらいお隣さんの敷地とか笑
ということで、この『BGセンチネル2』上手く使えば効果を発揮するアイテムではあると思います。大量に捕獲されるのは間違いないので。
でも満足できるかどうかはわからん。
高価なものなんで慎重に検討してください。どうしても、ていうお客様には弊社を通じて販売することもできます。でも今どき大手インターネットショッピングの方が安いと思うけどね。
ついでなんで屋外での『カ』対策、他の方法も紹介しときます。
まずは電気式蚊取り。
『カトリスプロ』とか『ウルトラベープpro(不快害虫用)』とか。
要はアースノーマットとかの巨大版。
評:悪くないけどやっぱり屋外では有効成分が散っちゃいます。高いし
『カレンソウ』
ゼラニウムとかの仲間の植物。『カ』が寄りつかないといわれる。
評:あてにならぬ
残留噴霧処理
何年か前に東京などでデング熱騒動があった時に、消毒業者が公園に薬剤散布していたのを覚えていますか?あれです。
使用する薬剤や天候にもよりますが1ヵ月程度効力が持続し、後から処理面に触れた害虫を駆除する施工です。
評:これが本命。ただ、屋外に殺虫剤を散布するのは生態系への影響を考えると十分な注意が必要。あとどれぐらいの頻度で施工するかによってはコストがかかりすぎるかも
※滋賀県のお客様ならお見積します。県外はごめんなさい。近くで業者を探してください
虫除けスプレー
人体に吹き付ける虫除け剤。
評:外に出る時はこれでいいんじゃないかなあ
気にしない
評:気にしろ。敵は病原菌を媒介するぞ
久々に長文の投稿でした。
お困りの方の参考になれば。どっとはらい。