近所で何年か前から噂されていたヌートリア。
基本夜行性なのもあって私は見ることがなかったんですが、最近になって時々見掛けるようになってきました。
特定外来生物。どでかいネズミ。
農業被害、治水関連の被害などが言われています。
アライグマ、ハクビシン、イタチ、ネズミ、ハト、コウモリ‥。
いろんな動物が住宅や施設に侵入して害をもたらします。
シガ防虫でもわりと問い合わせや調査依頼があります。
‥でもね、大変なんです。
小動物対策は本当に大変なんです。
シロアリなんかはこうしてこうして‥と、プロの技術と知識でほぼ100%駆除できます。
(でも完全に100%とまではいきません。今のところ1%を切っていますが5年の保証期間内にシロアリが再発生することがあります。これにはいろんな理由が考えられるので、万一の再発生の時には十分に調べて必ず完全にゼロになるまで駆除します)
でもネズミとかの生き物はムシと違って思った通りの動きをしてくれない。
手間と時間がすごくかかるんです。
そのわりにプロだからこそ解決した、と思ってもらいにくい。
例えばネズミの粘着トラップ、これにネズミが捕まっても『プロだから』とはなりにくい。
なぜなら同じような粘着トラップが市販されているし、それを置いておくだけ、それなら誰でもできるわ、となると思うのです。
毒のエサもしかり。
小動物対策でプロが優れているのは『経験・ノウハウ』なんだけど、これもあいつら(ネズミども)はこちらの経験を超えてきやがる。
クマネズミに至っては毒エサを食べても死なない個体がいる。
そうかと思うとどんなに苦労しても捕獲できなかったのに、お客様側でポンッとおいた粘着トラップにいとも簡単に捕まったりする。
……話すと長くなりそうだ。
ま、つまり小動物でお困りの時は一度ご自身で駆除・捕獲をチャレンジしてもいいと思います。
ネズミ以外は法律に触れないようによく調べてくださいね。
あとアライグマ・ハクビシンは滋賀県内ほとんどの役場でワナを貸し出してくれるようになりました。
我々プロに頼んで調査・捕獲の許可申請・捕獲作業‥とお金と時間をかけるより、貸し出しのワナで捕獲する方が絶対いいです。
捕獲したあと侵入経路の封鎖はお近くの工務店さんにご依頼下さい。
特に屋根まわりなどの封鎖作業はわかっていない業者に依頼すると雨仕舞いが悪くなって雨もれの元にもなりかねません。
今すぐって訳ではないですが諸々の事情を考慮して、小動物対策はシロアリ防除でお世話になっている工務店さんとか害虫メンテナンスでお世話になっている施設関係とかからのご依頼だけにしていこうかな‥とかちょっと考えています。