レア昆虫

この間ナナホシテントウを紹介しましたが、同じアスパラにその幼虫がいました。

ナナホシテントウの幼虫

なかなかスルドイ生き物です。

暑い季節が近づいて、裏庭の生態系が活発になってきています。

いろんな生き物がでてきて面白いです。

モンシロチョウが大根の葉っぱの裏にしつこくとまるので、裏返して見てみると、

モンシロチョウの卵

卵を産みつけてやがります。

黄色いゴマ粒のようなのがそうです。

チョウの仲間は、美しい種類が多く、ひらひらと舞う姿もいいもんですが、野菜づくりには害虫。

幼虫(青虫め)は、かなり本格的に野菜を食べてしまうんですよね。

そして、ちょっと変わった昆虫を見つけました。

黄緑色のハチです。

コガタノミズアブ

鮮やかなカラーのおしゃれさんです。

名前を知らなかったので調べてみると「コガタノミズアブ」というそうです。

名前の通り「アブ」の仲間で、水田や湿地にいる種類ということですが、近年の農薬の使用(と考えられている)で、全国的に生息数が激減、京都や三重では絶滅危惧種とされているらしいです。

レア昆虫でした。

黄緑色といえば、昨晩は蛍を見にいきました。

暗がりの小川に乱舞する黄緑の光。

不思議な昆虫です。

写真は無しです。

心のフィルムに焼きつけて帰ってきました。

カッコええ事言うたった。

ウシガエル

ウシガエル

近所の用水路のウシガエルです。

ボーボーと大きな声でなく巨大カエルです。

鶏肉換算(?)で、200〜300gはありそう。

別名「食用ガエル」で、元々は食用で輸入されていたそうです。

意外と美味しいのかもしれませんね。

食べたことないですけど。

しかし、特定外来生物。

勝手に飼育したり野に放ったりすると3年以下の懲役もしくは300万円までの罰金。法人にいたっては1億円以下の罰金です!

恐ろしや。

テントウムシ

裏庭のアスパラに、テントウムシがいました。

ナナホシテントウ

ナナホシテントウ

日本のザ・テントウじゃないでしょうか。

シガ防虫のロゴマークにもこのテントウムシがついていますが、実はそれには、少し意味をもたせています。

まず、ナナホシテントウって、かわいいですよね。

それが一番の理由。

親しみやすいロゴマークになるかと思いました。

さて、こやつは害虫でしょうか?益虫でしょうか?

人にとっての害虫・益虫で考える時、ナナホシテントウは益虫と言えます。

なぜなら、大好物が「アブラムシ」だからです。

つまり、農業で重要な害虫であるアブラムシの天敵なのです。

じゃ、同じテントウムシの仲間で、ナナホシよりもっとたくさんの点のある「ニジュウヤホシテントウ」は?というと、害虫なんですね。

ナス科の植物を食べてしまう農業害虫なのです。

同じ昆虫で、かなり近い種類でも害虫か益虫か分かれてしまう。

彼らはあくまで自分たちの生活をしているだけなのに、人間の価値観で害虫か益虫か、駆除するか守るか、が分かれてしまうんですね。

私たち害虫防除に携わる人間として、自然、生き物、人間の生態系をどこまでコントロールするか、どこまで守れるか、を深く考えさせられる象徴としてテントウムシを選んだのが二番目の理由です。

アブラムシうまいナナホシテントウ

アブラムシ ウマー!

ピンぼけです。

もうひとつ三番目の理由。

それは、私の愛車「スバル360」は別名「テントウムシ」と呼ばれているからです。

ちょっと後付けな理由ですが。

ヨコヅナサシガメ

我が家に、なんだか気持ち悪い侵入者がありました。

フィールドではちょこちょこ見かけるムシですが、詳しいことは知らなかったので調べてみました。

ヨコヅナサシガメ

ヨコヅナサシガメ

カメムシ目の昆虫で、針みたいな口で他のムシの体液を吸って暮らしているそうです。

人間の体液は吸わないけど、うかつに触ると刺してくるらしいです。

それが、かなり痛いらしい!

写真だけとって、丁重にお帰り願いました。

ムシ嫌いの人のために、写真の解像度は低くしてあります。

しかし、見れば見る程気持ち悪いなあ。

何が気持ち悪く見せるんやろう?

色か?

写ってないですが、足の付け根とかに真っ赤な所があって、黒と白のボディーに赤の差し色が、もう、ビシーッと決まってるんですね。

形もなんか変やし。

なんでお腹のはしが逆反りしているのか。

その体形に意味はあるのか。

考えると、なんでムシを気持ち悪く感じるんでしょうかね?

「本能が忌避している」としたら、子供の頃さわれたのに、大人になってさわれなくなる人が多いことを考えると、どうも違うような気がします。

では、「経験によるもの」なら、いったい何の経験が原因なのか?初めて見るムシでも気持ち悪く感じることもあるわけですし。

「ムシのもつバイキン」か?‥では殺菌剤につけ込んだ”Gキブリ”はさわれるか?

突き詰めると、人生観が変わるネタかもしれません。

シガ防虫の仕事にも大きく関わることです。

害虫駆除も色々あって、

・生命を守る:ハチやムカデ、ばい菌など

・財産を守る:シロアリ、衣類害虫など

・産業を守る:農業害虫や、商品・食品の異物混入など

・生態系を守る:外来種など

・文化財を守る:シバンムシなど

・・・などが代表的なものですが、

・心の健康を守る:不快害虫 ←これですね。

目に見える害がなくっても、生活空間内でムシとの同居には限度があります。

‥さて、と。

長くなりそうなので、というより話がうまくまとめられそうにないので、今日はここまで。

ムシのネタだけに尻切れとんぼ。

ハンドル

シガ防虫、趣味の部屋。

私の愛車のハンドルが、かなりボロくなってきていたので、革を巻き直すことにしました。

スバル360のハンドル巻き直し

まずは、ベルト状の革をネット通販で手に入れ、縁を折り曲げて縫っていきます。

写真に写っている「菱目打」が大活躍です。

これで定間隔の下穴をあけるんですね。

言葉でいうと簡単ですが、手縫いなんで丸一日かかっています。

スバル360のハンドル革巻き直し

で、ボンドをつけながらハンドルに巻きつけていきます。

というわけで、完成したので、久々に愛車のエンジンをかけて試運転‥、

と思ったら、タイヤがパンクしていました。

チューブタイヤなんで、タイヤを外して、チューブをだしてチェックすると、‥ありました。穴。

ゴムパッチで修理して、チューブをタイヤに戻して、空気をいれ‥、「プシュー」、あれ?

またチューブをだして、空気の漏れをさがして‥。

ありました。穴。‥さっきはなかったはずなのに?

修理して、チューブをタイヤに戻して、空気を入れて‥、「プシュー」、なんで‥?

やっと気付きました。

なんという単純なミスか。

タイヤ本体に「クギ」が刺さったままになっていました。

そらなんべんチューブ直しても、また穴あくわな。

技術を売りにしている我が社で、こんなミスをしちゃうとは恥ずかしい限りです。

わざわざブログで公開することもないんですが、ま、いいでしょう。

全くミスをすることのない人間はいないと思いますし、要はミスのリカバリー技術と、繰り返さないことですよね。

さて、気を取り直して、試運転。

スバル360から見た田んぼ

なかなか手触りのいいハンドルになりました。

ゴキゲンさんです。

ハンドルの真ん中「YOUNG」の文字。

今時ヤングて!

と突っ込みたいところですが、なんせこの車昭和44年式。私と同い年です。

このエンブレムもボロかったので、アルミ板を磨いて、文字をサンドブラストで仕上げました。

ちなみにメーターパネル(の文字盤)も手作りです。

パソコンで作ったんですが、精密になりすぎないようにしています。

そんなわけで、田植えの終わった水田がきれいです。

ここ安土町はいいところです。